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環境にやさしいおすすめ商品をご紹介!一人ひとりの小さな積み重ねが大きな変化に!

最近ニュースでも度々耳にするSDGsの目標の一つに「つくる責任 つかう責任」という目標があるように、モノを大量につくり、大量に廃棄する消費の仕方は、持続可能な社会を目指す上で改めるべき課題という共通認識が多くなってきました。

私たちは、環境にやさしい商品を選ぶなど環境に配慮した消費を少しでも意識することで、小さな変化が生まれ、大きな貢献を果たすことができます。

今回は「環境にやさしい」商品について、具体的に「再利用された商品」と「使用後に出るゴミが少ない商品」という2つの観点から、いくつかのおすすめ商品をご紹介していきます。

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再利用された商品

1.再利用された商品

まずは、再利用された商品についてご紹介します。

人にも環境にも配慮されたパソコン|zeropc

1年間で廃棄されるパソコンはおよそ300万台。
「ZERO PC」は、そんな廃棄後のパソコンを修理して再生されたエシカルパソコン(※)です。
※エシカル:「倫理的な」という意味の英単語。「環境や社会、人権に配慮した」という意味で使われる。

長く使えるよう心臓部の部品は新品に取り替えられ、取り替えられた部品も金属資源としてリサイクルされます。

返品交換は30日間可能で、1年間の無償保証がついています(有料で2年に延長可)。
価格は新品のパソコンの半額以下であり、消費者のお財布にもやさしい商品です。

また、「ZERO PC」を手がけるピープルポート株式会社では難民を雇用しており、彼らは日本人と同水準の待遇(給料・社会保障)を受けられます。
彼らがパソコンを再生するスキルを身に着け、日本に限らずどこに行っても活躍できるよう、将来を見据えた取り組みがおこなわれています。

参照元:zeroPC公式サイト

コーヒーかす生まれの弁当箱|BENTO box COFFEE

お弁当箱は多くがプラスチック製で、数種類のプラスチックを原料としているため、実はリサイクルが難しいもののひとつです。

「お弁当はエコだけど、お弁当箱はエコじゃない」そんな発想から生まれたのがコーヒーかすと竹の粉を原料としたお弁当箱。
料理家・弁当コンサルタント・株式会社ホオバル代表の野上優佳子さんが発案したものです。

大勢の手に取ってもらいたいと、素材・デザイン・使い勝手にも配慮されています。

参照元:sunaho ONLINE Store

リサイクルナイロンからできた衣料品|Patagonia(パタゴニア)

リサイクルナイロンとは、海洋汚染の原因でもある漁網などを再利用したナイロンです。
「超軽量・高強度・高吸水性・速乾性・伸縮性」など多様な特長をもつ上に、リサイクルナイロン自体を再利用することも可能で、まさに持続可能な繊維です。

パタゴニアは2020年春夏シーズン以降の製品に使われたナイロンのうち、81%をリサイクル由来としています。
多機能な上に循環可能なリサイクルナイロンは、アパレル産業に少しずつ広がりをみせています。

参照元:patagonia公式サイト

廃棄野菜から生まれる新しい「紙」|Food Paper

越前和紙の老舗五十嵐製紙の紙文具ブランド「Food Paper」の紙は、廃棄される野菜や果物が原料です。

その発案者は、なんと創業者の息子さん。
小学4年生から5年間にわたり、自由研究として食べ物から紙をつくる研究を続け、その研究成果を伝統工芸士の母が引き継ぎました。

和紙の原料不足を補い、廃棄された野菜や果物を再利用する「Food Paper」の紙は、今後新しい定番紙として広がるかもしれません。

参照元:Food Paper公式サイト

大量の廃棄野菜・果物をリサイクル|おやさいクレヨン

おやさいクレヨンの原料は、廃棄予定の野菜や果物です。

クレヨン1色につきおよそ180キロの野菜と果物が使われ、10色入りのセットは1800キロもの量に。
これまで累計27万トンの廃棄野菜・果物をリサイクルしていることになります。

原料の野菜・果物は日本全国から受け入れ、他の原料も米油やライスワックスなど口にいれても安心なものです。
クレヨンには「赤色」「緑色」という表記はなく、「カシス」「ねぎ」といった原料となった野菜の名前がつけられ、より一層クレヨンを楽しむことができます。

参照元:おやさいクレヨン公式オンラインショップ

使用後に出るゴミが少ない商品

2.使用後に出るゴミが少ない商品

続いて、使用後に出るごみが少ない商品をご紹介します。

食べられる容器|kup – eatable cup

「食べられる容器」は小麦粉や米粉、野菜などが原料であり、食べてしまえばゴミがでないという優れもの。
皿状のものからコップ状のものまで、さまざまな形の容器が作られています。

使い捨て容器の代替品となれば、大幅なごみの削減が期待できるほか、洗い物も最小限になるため家事の負担や使う水の量も減らすことができます。

参照元:“kup” Smile Park design project|youtube

繰り返し使える天然素材のラップ|みつろうラップ

みつろうラップは、布にみつろうや植物性オイルなどをしみこませたものです。
繰り返し使えるだけではなく、抗菌・防腐作用や適度な通気性もあり、食品を長持ちさせてくれます。

「熱に弱い」「使用に向かない食品がある」など使用にあたり注意点はありますが、みつろうラップの特徴を理解して使用すれば生活の中で大活躍してくれる一品です。

デザイン性が高い商品も数多くあり、台所や使う人の気分を華やかにしてくれます。

保温時間は最大30時間!世界中で愛されるカイロ|ハクキンカイロ

大正時代に生まれた「ハクキンカイロ」は、少量のベンジンを燃料とした繰り返し使えるカイロです。
直接ベンジンに火をつけるわけではなく、ベンジンの気化ガスがプラチナと接触して発熱するという原理であるため使用時も安心です。

ゴミが出ないだけではなく、熱量は使いすてカイロの13倍と文句なしの実力。
シンプルで洗練されたつくりも魅力の逸品です。

参照元:ハクキンカイロ公式サイト

まとめ

まとめ

いまは安価な商品が多く、手軽にものを購入できる時代です。

それは便利である一方で、「安いからとりあえず買ってみよう」「気に入らなかったら捨ててもいいや。安かったし」そんなふうに、ものを使い捨てるように扱う機会も増えたのではないでしょうか。

ものの値段に関わらず粗末に扱わないこと。値段だけで選ぶのではなく環境にやさしいものを選ぶこと。何かを購入するとき。購入した後。消費者として「つかう責任」を果たしてみませんか。

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