今、お隣の国「韓国」でも地球環境や人に配慮するヴィーガンな消費生活が拡大しています。
韓国といえば美容大国としても有名で、韓国コスメを愛用している人は日本でも多いですよね。
世界で環境保護や動物愛護への関心が集まる中、韓国の人たちの間でも美容やファッション、そしてフードまで、新しい消費サイクルを作ろうとする動きが見られています。
そこで今回は、美容・ファッション・フードにおける韓国のヴィーガン事情をご紹介します!
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韓国美容のニューノーマル「クリーン・ビューティー」
韓国といえば、美容大国のイメージが強いですよね。
美意識が高い韓国の人たちがまず目を向けたのは、やはり美容です。
「クリーン・ビューティー」とは、人や動物、地球にも配慮した優しい成分で作られたコスメのこと。
さらに、お肌にとって害となる可能性がある成分は一切使用せず、使用する成分や製造過程を開示することで、
人々に透明性と安心感を与えています。
韓国コスメでは今、お肌に優しい自然由来の成分を使用するだけでなく、
パッケージ(容器)においても再生可能な原料を使用して、地球を守る取り組みに注目が集まっています。
最近の韓国でのクリーン・ビューティー事情をチェックしておきましょう。
・Melixir (メリクサー)
2018年にヴィーガンスキンケアブランドとして韓国で誕生しました。
アメリカの動物愛護団体である「PETA」から、ヴィーガン化粧品の認証を受けています。
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動物性の原料を一切使用せず、動物実験も行わない、高品質な植物性原料から製品づくりが支持されています。
また、外箱やパッケージにはリサイクルの素材を使用して持続可能なサイクルを実現。
シアオイル配合の高保湿なリップクリームは日本でも人気です。
・enough project (イナフプロジェクト)
エチュードハウスやイニスフリーを生み出した韓国の大手化粧品メーカー「アモーレ・パシフィック」
による新ブランドとして2020年に誕生。
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動物由来の成分を使用しないヴィーガンスキンケア商品を手掛けています。
年齢・性別を問わないテクスチャーと、パッケージデザインにこだわったラインナップが魅力です。
韓国ファッションと環境問題の関わり
次に、最近の韓国のファッション事情について紹介します。
韓国のファッション業界では今、「アップサイクル」に注目が集まっています。
アップサイクルとは、不用品や廃棄物に手をくわえて、製品の価値を高めることです。
ソウル発のブランド「Re;CODE (リコード)」は、余った生地や売れ残りの在庫をアップサイクルによって新しい製品を生み出すことを目的として誕生しました。
アップサイクルの対象となるものはアパレル製品ばかりではありません。
軍用テントや車の座席カバー、パラシュートまでも再利用し、新しい価値を提供しています。
最近ではナイキとコラボした製品づくりが話題となりました。
さらに、韓国のアイドルグループBTSは、2021年秋にニューヨークで開催された国連総会にて、リコードのカスタムスーツを着用して参加。ユニセフのグローバルナビゲーターとしてスピーチを行いました。
メンバーが環境に配慮したものづくりや持続可能なファッションを支持したことで、若者からの共感を得ています。
BTSの他にも韓国のアイドルたちが環境保護の必要性をファンに伝える動きが見られるようになり、SDGsの取り組みに関心を持つ若者たちが増えているのです。
フードにおいてもヴィーガンを取り入れる人が急増
韓国フードといえば、焼肉やサムギョプサルなど、お肉料理のイメージが強いのではないでしょうか。
伝統料理のキンパやナムル、キムチなどは、ヴィーガンな選択といえるでしょう。
ヴィーガンな暮らしがさまざまな産業で浸透する中、韓国の食品業界でも変化が起こりました。
食品包装を環境に配慮した素材へと変換したり、ヴィーガン・ベジタリアン思考の人に向けた商品開発が進められたりと、サステナブルな取り組みが見られます。
特に女性や若者たちは、美容やダイエット、健康に気を配る人が多い傾向。そんな状況から、女性や若者が行き交う「カフェ」でヴィーガンな料理、スイーツを提供されるようになりました。
さらに、動物性の食材を一切使用しない、ヴィーガン料理店やパン屋などもソウルなどの都市部を中心に増えてきています。
女性や若者から広がるヴィーガンな暮らし
今、「韓国」でも地球環境や人に配慮するヴィーガンな暮らしが拡大しています。
韓国では、美容、ファッション、フードとさまざまなシーンで地球に配慮した取り組みが見られます。
韓国は美容大国とあって、ヴィーガンコスメを取り扱うブランドが続々と誕生しています。
お肌に優しい自然由来の成分を使用したり、パッケージにおいても再生可能な原料を使用したりと、地球環境を守る優しさは魅力的ですよね。
ファッションにおいてはアップサイクルが注目され、アイドルグループがその魅力を若者に伝える動きも活発です。
フードにおいては、ダイエットや健康への関心が強い若者や女性の間でヴィーガン料理がブームとなりました。
ソウルなどの都市部ではヴィーガン料理店やパン屋が増えています。
女性や若者からサステナブルな暮らしが広まることが、韓国のヴィーガン事情といえそうですね。