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アップサイクルで「ムダ」や「ロス」を無くす!ファッションブランド「Annaut」の取り組みとは

今、多くの国ではモノが溢れています。
そんな中、ファッション業界がもたらす環境への負荷に目を向け、新しい価値を創造するファッションブランドがあります。

「Annaut(アンノウト)」は、洋服づくりの過程で廃棄される材料や捨てられるはずの洋服を使用してアップサイクルを行うファッションブランドです。

洋服のロスやムダをなくし、新しい価値を生み出す。そして、循環する洋服を作り出す。
そんな、洋服のあるべき姿を追求する「Annaut(アンノウト)」の取り組みについて紹介します。

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Annaut(アンノウト)のブランドについて

「Annaut(アンノウト)」は、MNインターファッション株式会社が展開するアップサイクルブランドです。

MNインターファッション株式会社は、2022年1月1日に日鉄物産株式会社の繊維事業と三井物産アイ・ファッション株式会社が統合してできた会社です。

長年世界に向けたものづくりをしてきた2社による新しいビジネスに期待が高まりました。

インディコデニムの裁断くずと新しいコットンを混ぜあわせて作る「メランジデニム」は、軽さと柔らかさを兼ね揃えています。

そして、幅広い体型の人が愛用できるよう、デザインにもこだわりが詰まった洋服です。

Annaut の洋服は、環境に配慮した製品を揃えるオンラインショップ「ZAIMA」や、Annaut のオフィシャルウェブストアで購入できますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

環境問題に配慮した Annautのものづくり

環境問題に配慮した Annautのものづくり

では、Annautのものづくりはどのようなものなのか、見ていきましょう。

・裁断くずを使用したデニムづくり

デニムの生産工程では、一般的な衣料品と比べてロスやムダが多い傾向にあります。
裁断する際に端切れが出るほか、色落ちやダメージ加工を施すことによって、目指す製品に仕上がらない場合も多くあるのです。

こうした状況が多くのムダを出す原因となります。また、デニムの染色では大量の水を使用するため、環境への負荷もかかっています。

Annautでは、デニムを通してムダをなくす取り組みをしています。
インディコデニムの裁断くずを使用して、わた状に戻し、新しいコットンと混ぜて新しい糸に再生します。

環境負荷を考えて、あえて染色を行いません。そのままの優しい色合いのデニム製品へと蘇らせています。
さらに縫製後に行う製品洗いでは、最新の設備を使用することにより、一般的な設備と比べて70%もの水の削減を叶えています。

・回収した衣類を再資源化する「CLOTH LOOP」

Annautでは、衣料品においては不要となれば廃棄されてしまう現状に着目し、衣料品を回収したのち再資源化する取り組み「CLOTHLOOP」が行われています。

CLOTHLOOPのしくみ

消費者から回収した衣料品の仕分けを行い、再資源化できるものをわた状に戻します。
そして、紡いで糸に仕上げることで新しい生地へと生まれ変わります。

今、ペットボトルが当たり前のように消費者から回収され、さまざまな製品への原料として生まれ変わっています。
Annautはこのような循環がこれからの衣料品にとってのあるべき姿と考え、積極的な回収をしています。

衣料品をあるべき姿へと導く選択をしよう

持続可能な社会の実現を目指すSDGsの取り組みが広がり、アパレル業界においても環境問題に向き合う企業の取り組みが増えています。

「Annaut(アンノウト)」は、アパレル製品の中でも特にロス・ムダが多いとされるデニムの生産過程に目を向けた製品づくりが特徴のアップサイクルブランド。
本来であれば捨てられるはずだったデニムの端切れを用いた洋服づくりに取り組んでいます。

今回は、 Annaut による一度役目を終えたものに新しい価値を生み出すアップサイクル、衣料品のあるべき姿に向けた取り組みについて紹介しました。

ブランドの価値観や行動を広げていこうとする姿勢に、地球環境への優しさを感じますよね。

Annautのオフィシャルウェブサイトには、ものづくりへの想いがたくさん紹介されています。

生産者の想いが詰まった地球に優しい洋服をちょっとずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

Annautの公式サイトはこちら

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