明日の暮らしにちょっとしたエシカルを。

FASHION

地球と人にやさしい、土に還るお洋服|アトリエふわり

「地球と人にやさしい服」と聞いてどんな服を想像しますか?

アトリエふわりの服は、主宰の鈴木さん自らタイなどの工房に足を運び、作り手と一緒に服作りをしています。適正な賃金を支払い、作り手の生活を守ることにつながっています。

生地はオーガニックリネンやオーガニックコットンを使用し、環境に配慮。自然素材のため役目を終えた後は土(自然)に還ることができます。

さらに生地はとても心地よく、着る人もやさしさで包み込みます。

服作りに鈴木さんの想いや生き方が反映されているのも魅力。服が生まれた背景を交えながらご紹介します。

タイやラオスなどの工房で服作り

アトリエふわりの服はタイやラオスなどのアジアの諸国で作られています。鈴木さん自ら工房に足を運び、作り手と服作りの相談や賃金交渉をされています。ブランドのオーナーと作り手が顔の見える距離感で、信頼関係を築いているブランドはそう多くないはず。

なぜ主宰の鈴木さんは、アジア諸国の作り手と顔の見える関係で服作りをしているのでしょうか?

きっかけは、鈴木さんが20代の頃に日本とタイを拠点に感染症予防や人身売買防止の活動をした経験でした。食べていくために自らの体を売らなくてはいけない女性や子供たちがいることを知り、「自分には何ができるか?」考えました。たどり着いたのは、もともと好きだった服。「服を作っていたら、私のメッセージを伝えられるかもしれない。」と思い、アトリエふわりを立ち上げます。

“色を味方につける”

アトリエふわりで大切にしているのは色。思わず心おどる色合いばかりです。

コンセプトの一つは、”色を味方につける”。色の持つ力は、着る人のエネルギーになります。色が着る人の味方になり、背中を押してくれる、そんな想いが込められています。

好きな色を身につければ、つらい時でも自然と心が前向きになれたり、色が気持ちを代弁してくれたりする時も。

TPOや着回しを考えると黒や白などの服が多くなりますが、アトリエふわりの服は「着たい色を身につける楽しさ」を思い出させてくれます。

素材へのこだわり

アトリエふわりの服のメインの原材料はリネン。原材料にこだわっているのには理由があります。

鈴木さんがブランドの準備期間中に服作りを模索していた頃、服のほとんどが農薬を使ったコットンで作られている事実を知ります。農薬はベトナム戦争で使われていた枯葉剤。鈴木さんはベトナム戦争後のベトナムを旅した経験があり、枯葉剤の影響を受けた赤ちゃんを目の当たりにしたそうです。そんなコットンを使うのに抵抗があり、農薬が使われることが少ないリネンに注目しました。

納得のいく生地を探し、ヨーロッパからリネンの生地を買い付けることに。生地をタイなどの工房へ持ち帰り、縫製してもらい、アトリエふわりの服が誕生しました。

リネンの良さはたくさんあります。

①心地良い風合い

肌に触れて気持ちいいと感じるのはリネンの魅力です。ずっと触れていたくなる肌触りと、しっかりとした厚み。皮膚が敏感な人にもおすすめです。

②長く愛用できる

リネンは10年後がいちばん美しいと言われています。使い込むと、柔らかさと光沢感が増します。愛着も湧いてくるはず。

③通気性、保温性のバランスが良い

暑いときは余分な水分と熱を逃し、寒いときは熱を保ってくれます。アトリエふわりの服は春夏は1枚で、秋冬は下に着込んで、一年中着れます。

一着ずつ名前がついている服たち

アトリエふわりの服には一着一着、名前が付いています。

キキ、レター、夏、インド・・・どんな服を想像しますか?

一般的に商品の服には商品番号が付いていますが、アトリエふわりの服には名前がついていて、まるで魂が宿っているよう。

さらに、こだわりはタグにも。一般的な服には背中にタグが付いていますが、アトリエふわりの服には付いていません。肌が敏感な人でも痒くならないようにという配慮だそうです。

タグ代わりに、タイのアカ族の手刺繍が入った取り外し可能なバッジが付いてきます。

※バッジは在庫の関係でお渡しできない場合もございます。

まとめ

アトリエふわりは、ブランド立ち上げ当初、納得のいく服作りのため3年を費やしたそうです。生地・デザイン・名前・タグ、細部までこだわりを感じます。

服のこだわりやメッセージをお客様にお伝えすることを大切にし、手にとってからご購入いただきたいという思いから通販はしておらず、店舗でのみ販売しています。鈴木さんが全国の展示会に足を運び、接客をされることも。

店舗でアトリエふわりの服に触れ、作り手に想いを馳せてみてははいかがでしょうか。

 

●アトリエふわりの取扱店●

〈埼玉〉星ノ宮地蔵庵
050-1275-7181
〒361-0066 埼玉県行田市上池守728 持宝院内

〈千葉〉コテランネ
04-7097-0660
〒296-0123 千葉県鴨川市北風原88

〈鎌倉〉えしかる屋
0467-33-4135
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下3丁目9−5−1

〈名古屋〉継手
052-526-0871
〒453-0821 名古屋市中村区大宮町3-5-3

〈静岡〉Un Jour & Un Jour marché
054-255-6007
〒420-0021 静岡県静岡市葵区茶町1丁目27−2

〈バンコク〉スプーンフルザッカカフェ
66-120-6152
10, 12 Soi Sukhumvit 32, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110 タイ

※Pop Upの情報は@atelier_fuwari でご確認ください。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
吉田櫻子

エシカルライター。南米エクアドルで女性の自立支援を行うNGOへ訪問し、現地の女性たちとの交流をきっかけにフェアトレードを仕事にすると決意。帰国後フェアトレード商品を扱うアパレル雑貨店で勤務し、店長を経験する。店舗でできることの限界を感じ、ライターに転身。「エシカル消費を広める。」をモットーに活動中。

  1. 地球と人にやさしい、土に還るお洋服|アトリエふわり

関連記事

PAGE TOP